自分でSEO対策 | 検索順位が下がった原因と上げる方法について

ENJI

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http://www.seroundtable.com/

なんかあまり噂になっていませんが、上記の画像の通り

9/4にgoogleのアップデート

があったとかないとかという話がありますが、ぶっちゃけ僕はあったと思いますが皆さんどうでしょうか??内容は不明ですが、トラフィックが50%ダウンになったサイトオーナーも少なくないようです。

正直、僕もダメージを喰らいました。

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今回感じる傾向としては、
「ABC」というタイトル記事で今までは「A」でも「B」でもあわよくば「C」でも上位表示されていたのが「A」のみ残し残りは65位以下という変動があり、それは見事に9/4に一気行われました。上記のような変動が複数のキーワードで見られます。まぁ、今までが少ない記事数であれもこれも上位表示と出来すぎだったのかもしれませんね。堅実なのは記事数を増やす事です。

さて、本題ですがSEOというもの自体、アルゴリズムが変わり続ける限り常に変動との戦いであります。日々、記事が量産される世界で複数のキーワードで何もせずに永遠に上位に居続けられるほど甘くはありません。

そういった事は理解した上でこういった変動があった時にどういうケアが必要になるのかが今回の記事のテーマであります。

事実、ダメージをくらった記事の一つに重要な収益源の記事もあり、今回ご説明するケアで現在は回復しております。なので、絶対とは言えませんが一応、心に留めておいていただければイザという時に役に立つかもしれません。

ブログやサイトを運営するなら
絶対にしておくべき最初の下準備

日々の検索動向をチェックするツール

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変動に気づかなければ当然対策も原因もクソもありません。「どんなキーワード」がどんな順位で表示されているのか?どう推移していくのか?を調べるにはプロも御用達のGRCがおすすめです。現在の検索結果はパーソナライズされていて純粋な検索結果を見る事も面倒です。もし使用されていないならぜひ使って下さい。検索上位100サイトの順位履歴もまるごと記録していくので競合含め大変多くの情報を得る事が可能です。キーワードの順位変動の際も、その他サイトはどうなのか?でまた、やる事も変わってくる場合もあります。また、微動だにしないサイトは何をしているのか?を見つけるにも役に立ちます。無料でも3URLでキーワード20個登録出来ます。パーソナルライセンスならキーワード300件で年間4800円です。アップデートも頻繁にされ、コストパフォーマンスは十分に高いツールです。僕はビジネスライセンスを使用していて年間9,800円で全て無制限です。

参考 検索順位チェックツールGRC

ウェブマスターツールの登録

ウェブマスターツールの登録は、Goolgeがサイトに問題がある時に教えてくれる絶対に登録しておくべきツールです。設定は至って簡単なので必ず登録しておきましょう。

参考 https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja

GoogleAnalyticsへの登録

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書く必要ないかなって位、当たり前のツールですね。
それでも、クライアントさんの中にはその存在すら知らない人も多いのです。
サイトを運営するのであれば必ず1日も早く設置すべきアクセス解析のツールです。

関連記事 Googleアナリティクスの使い方〜改善点がわかる設定方法

http://www.google.co.jp/intl/ja/analytics/

作業した内容をEverNoteに

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僕は、ソースやコード含め常に変更した内容をEverNoteにベタベタなんでも貼って残しておきます。日時も自動で入りますし便利です。こうしておかないと、何かしらの変動が起こった時に、いったい自分が何をしたのかが全く把握できなくなります。(変更するときは覚えているつもりなんですけどね。)

記録を残しておくことは原因や対策を見つけるには絶対に必要な作業になります。

参考 http://evernote.com/intl/jp/

急な、大きな順位の低下の理由になるもの

photo credit: Arwens Abendstern via photopin cc

photo credit: Arwens Abendstern via photopin cc

Googleのアルゴリズムのアップデート

パンダやペンギンなど大きく報道されるものから人知れず試行されるものまで、より良い検索結果を求めてGoogleの検索エンジンは進化し続けます。その度に効果のあったものが無くなり、効果のなかった事が強くなったりとサイトを評価している事の「重み」が変わる事が往々にしてあります。

自分の作業による、マイナスなカスタマイズや施行など

良かれと思ったリンク対策やキーワードの追加、文章の変更などなど。先にも記載しましたが、変更する前には必ず記事ソースのバックアップが必要です。特に、WordPressのテンプレートなど全体の変更に関わる作業をする場合は必ずバックアップで元に戻せる準備が無いと記事全体に影響が出て取り返しのつかない事になります。

重複コンテンツ

同じ内容の記事への評価は非常に低くなります。マットカッツ氏はWordPressのアーカイブなどは適切に処理するとアナウンスしていますので問題ないかもしれませんが、知らない間にパクられた(盗作された)記事がオリジナルよりも上位に来る場合も実際にあります。全パクリは、RSS配信から盗む場合が多いのでRSSフィードには「抜粋表示にする」「著作権リンクをつける」などの配慮が必要です。

対策の関連記事 WordPressのお勧めプラグインと設定方法を公開

低品質のページの増加

以前「 悪夢のメールが来た!Googleアドセンス配信停止で改めて気づいた危険なコンテンツについて」でも記事にした通り、文字数の少ない記事の量産はサイト全体の評価を押し下げます。面倒でもボリューム不足の記事は「noindex」にするなどの施策をした方がいいでしょう。住太陽さんも同様の事を仰ってました。

参考 インデックスの整理で検索流入が二倍になった話

表示スピードが遅い

現在の検索エンジンのアルゴリズムには

  • 直帰率
  • サイトの滞在時間
  • 表示スピード

が影響すると言われています。その重要度は定かではありませんがスマートフォンが圧倒的に検索ツールとしてシェアを伸ばす今日、SEOの観点を除外しても対策すべき事項です。

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http://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/

上記ツールでは、モバイルとPC両方のサイトの表示スピードの改善点を指摘してくれます。(英語)

検索順位が下がった原因を調査する方法

ウェブマスターツールの確認

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何か重大なエラーがあればウェブマスターツールでお知らせを受ける事ができます。メールでも届きますが必ず頻繁にチェックしましょう。

その他にも

  • クロールエラーが起きていないか?
  • 正常にインデックスされているか?
  • おかしなリンクがついていないか?

等を確認できます。

namaz.jpで検索の大変動を確認

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namaz.jpでは、大きな検索の順位変動が全体的にあったのかなかったのかを確認できます。全体で何か大きな変動があった場合はしばらく変動が続くので静観が重要です。

セーフブラウジングで確認

http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=確認したいサイトのURL

上記で検索をかけるとサイトがペナルティを受けていないかを確認する事ができます。

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 ペンギン及びパンダアップデートに捕まったかチェックします。

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「PANGUIN」を使用すると、GoogleAnalyticsのアクセスとペンギンやパンダアップデートの日と照らし合わせて検証します。急激な順位低下が変動と重なればその可能性は大きいと言えるでしょう。

参考 http://www.barracuda-digital.co.uk/panguin-tool/

順位を上げる為に自分でできるSEO対策

大事な事はまず何もしない。

photo credit: kevin dooley via photopin cc

photo credit: kevin dooley via photopin cc

検索順位が安定しない事等良くある事です。まずはあせらずに様子を見ましょう。
僕の個人的な感覚では約2週間くらいが目安だと考えています。2週間過ぎても順位が戻らない場合は100%良いと思える施行から段階を踏みながら行う事が大切です。

※期間は、おおよそです。何か月も放置して戻る事もかなりあります。(待てるなら)

キーワードのバランスを調節する

photo credit: H is for Home via photopin cc

photo credit: H is for Home via photopin cc

僕が昔から言い続けている事が記事の最適化です。
如何に、その記事をキーワードに対して適切にアピールできるか?が重要だと考えると同時にSEOは「料理」にも似ていると感じています。「コンテンツ」という具材に「キーワード」という調味料をいかに絶妙にバランス良く絡められるか?これが記事作成の初歩の初歩。誰でもできる肝心の要になります。もちろん、「リンク」「ドメイン年齢」等々その他の効果的なスーパー調味料もあるに越した事はありませんがそれはまず置いときます。キーワードは多すぎても少なすぎてもNGです。関連キーワードも上手にhタグに絡めながら記事を仕上げていきます。少し多いかなと思えば外し、またコンテンツを増やし内容を充実させる。もしくは、関連の記事を増やしリンクをつけるなどの細かな作業調整が必要です。

ユーザーにわかりやすい記事も大切ですが、同様に

「googleに分かり易い記事」

という事も意識する事もかなり重要だという事を忘れてはいけません。

不要なアフィリエイトを外す

これ、ちょっと今回の僕の低下原因の1つではないかと思うのですが、面白いアフィリエイトを見つけて調子に乗って貼りすぎていた節があります。当然、既に外しましたがアフィリエイトタグはコンテンツの質、サイトの質を落とす要因です。多ければ多い程、SEOには良くありません。正直コンテンツ内に含めている人は今は良くても、そのうちなんかあるんじゃないかな?とさえ考えています。どちらにしても、記事を正確にgoogleに伝えること。というかシンプルに伝える事が大事なので不要なアフィリエイトは思い切って外す事を勧めます。この辺の見極めが難しい所です。でもまぁ、なんとなく貼っているアフィリエイトで効果がある事はほとんどありません。

効果のあるものはともかく、

「もしかしたら何かが入るかも?」みたいな“あわよくばアフィリエイト”は効果が無いばかりかマイナス要因

の方が逆に多いです。思い切って外しましょう。

リンクを増やす

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photo credit: oskay via photopin cc

正直、コンテンツを増やし、その記事に対してリンクを貼る以上に有益な方法はありません。リンクにはコンテンツ同様に「鮮度」があります。定期的に新しいリンクがつく記事は「更新している」記事と同等かそれ以上の評価を得る事ができます。但し、注意しなければならないのは自演リンクです。難しい所ですが、例えば自分で3つのサイトを持っていたとしてその3つのサイトの閉塞した空間でリンクをし合えばスパム判定される可能性があります。また、質の低いリンクを大量に同一ページに受ける事もスパムとして判断されます。

ナチュラルリンクが理想ですが、そうではない場合も加減とバランスというセンスが必要です。「貼れば良い」というわけではないのですね。

理想はそれなりのサイトを複数持つことです。
「そんなの大変だ。」それはよくわかります。しかし、リンクを増やすには

  • 紹介して貰える記事を書く(nanapiみたいな)
  • リンクが貰える仕組みを作る(amazonアソシエイトみたいな)
  • 自分で良質なサイトを数個作る(努力)

という選択しかのが現実です。
今は昔と違い、量よりも少数でも良質なリンクの方が効果があります。

今回のまとめ

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検索上位を最速で実現させるWordPress SEOの極意

何事もサイト毎のバランスというものがあります。
良質なリンクを大量に受けている記事は少しくらい多めのキーワードもスパイスとして消化してしまいますが、リンクの無い記事は同様のキーワードでもマイナス要因になってりします。なので、「これをすれば100%」みたいなものは存在しません。

結局の所、特化された関連リンクを豊富に持つ「専門」ページがいつでも不動の順位に居座れるのでアフィリエイトで安定した収益を目指すならブログではなくそういったサイトを作らねばなと感じる今日この頃です。

記事を書く事も、アフィリエイトもSEOもトライ&エラーの繰り返しです。
そんな時いつもタモリさんの
「 やっぱり近道はないよ。真ん中の王道が近道なんだよ」
という言葉を思い出します。
いつかはGoogleなんて気にしないでいいブログやサイトを作りたいものです。

-Google, SEO

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