僕たちは何を信じるべきか?今年、話題になった3つのオモテとウラ

ENJI

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1990年の湾岸戦争は、クウェートの少女が米国議会において、イラク兵が病院で赤ん坊を床にたたきつけたなどと涙ながらに惨状を証言した事で反イラク感情が高まり戦争に進んでいった事、そしてその少女は本当はクウェートに言ったことがなく、全て虚偽であった事は有名な話です。

つまり、少女の涙が嘘のはずがないという思い込み「戦争」まで引き起こしてしまいます。

僕達は、

知っていると思った瞬間に
如何に無防備になるか

という事を知らなければならないなぁと思うわけです。
疑う気持ちを持っているつもりでも、
その「裏」を聞かされた時、なぜかスルリと信じてしまう無防備さがあります。

湾岸戦争に関しても、結局何が真実かを知る事は不可能に近いと思います。少女の涙が嘘というのが嘘かもしれません。

photo credit: Tjook via photopin cc

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レーシック問題

レーシック手術、4割が「不具合感じる」 
消費者庁調査

2013-12-21_171629

【小泉浩樹】消費者庁は4日、視力回復のレーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けるようにと注意喚起した。同庁の事故情報データバンクには危害発生の情報が5年間で80件寄せられたほか、手術経験者へのアンケートでは4割以上の人が何らかの不具合を感じていたという。

 レーシック手術とは、角膜の表面を薄くめくり、下の層にレーザーを当てて削った後に表面を戻し、近視や乱視を矯正する手術。

 同庁によると、事故情報データバンクには「目の表面に激しい痛みがあり、寝たきり状態になった」「ドライアイで10分ごとに目薬をささないと目を開けていられない状態」といった情報が寄せられている。今年11月におこなった手術経験者600人へのアンケートでも、259人(43%)が何らかの症状や不具合が生じていると答えたという。

 同庁は、手術前に合併症などについての説明を十分受けなかったとみられる例があり、インターネットでは景品表示法などに抵触する広告も散見されると言っている。

http://www.asahi.com/articles/TKY201312040307.html

レーシックの「ネガ記事」がSEOの力によって検索にかからないようにしてある(下の方に追いやっている)という事は一部の世界ではちょっとした話題でしたので、消費者庁の見解が示された時には

「やっぱりね。」

と思った人も多いんじゃないでしょうか?
しかし、もし竹内薫さんのツイートが本当であるとすると、もう何が何だかです。

 レーシック難民は「ウソ難民」か-サイエンス作家・竹内薫氏とレーシック被害者を救う会との対話

レーシック難民は「ウソ難民」か-サイエンス作家・竹内薫氏とレーシック被害者を救う会との対話

「レーシック難民」というネガキャン。業界では誰でも「裏」を知っているんだけど、金の規模が大きすぎて、怖くて誰も何も言えない。

怖い。。

人間は「Aとも言われているがBという事実がある。」というと「B」を真実として認識する傾向があります。上記の文の順番に他意はありませんので気をつけて下さい。

「がんは放置してもいい」は本当か
主張と反論

isya

「医者に殺されない47の心得」の著者 
慶応大医学部講師・近藤誠さん

がんは検診で早期発見されても、その時点で転移が潜む「本物」と、転移しない「がんもどき」に分けられます。本物は基本的に抗がん剤で治らず、手術はがん細胞の増殖を速める恐れがあるから治療は無意味です。「もどき」は転移しないから治療の必要がありません。どちらにしても、自覚症状がないなら何もしなくていい。これが「放置療法」です。

 今のがん診療は、早期発見して治療したら治るという前提で組み立てられています。しかし、根拠がありません。
 外国の研究で、肺がんの検診を受けた人の方が、受けていない人より死亡数が多いとの報告があります。早期発見で余計な手術や抗がん剤治療を受けたせいでしょう。ほとんどの国では肺がん検診は行いません。乳がんも、検診を受けても亡くなる人の数が減らないという報告があります。前立腺がんは死亡数の差がありません。
 一般的に早期だと「もどき」の割合が多いのです。マンモグラフィーで見つかる乳がんは99%「もどき」なので、私は「診断を忘れなさい」と言って帰します。これまで検診でさまざまな部位にがんが見つかった150人以上を様子見してきたが、ほとんど転移が出ません。(続く)

第一線の抗がん剤専門医 日本医科大武蔵小杉病院教授・勝俣範之さん

近藤先生は、がんには「がんもどき」と「本物のがん」しかなく、積極的な手術や抗がん剤は不要、と主張しています。面白い説ですが、これは一部の患者さんに当てはまる「仮説」です。

 がんの治療には色々な考え方、選択肢があるということを提案した点では、近藤先生の主張は評価できると思います。ただ、医学的データを近藤先生の個人的な偏った見解に基づいて極端に示しており、患者に混乱をもたらしている点は注意が必要です。近藤先生が本で書かれている主張を「すべて正しい」と判断するのではなく、「一部の患者さんに当てはまる」と読むと、理解しやすくなると思います。
 がんに積極的な治療が行われているのは、こうした治療に効果のあるがんが確実に存在するからです。一部の患者さんには、過剰治療になるかもしれませんが、どんながんなら手術や抗がん剤が不要なのか、まだよくわかっていないのが現状です。
 検診による過剰診断を示すデータがあることも確かです。それでも、一部の研究結果をもって、検診の有効性をすべて否定することにはなりません。最近、乳がん検診で過剰診断が行われていることがわかってきましたが、検診をすべてやめた方がいいとの見解にまでは至っていません。(続く)

引用 http://apital.asahi.com/article/gan/2013121600003.html

近藤誠さんの本はとても有名で僕も読みましたが、なるほどと思わせる内容で医療に不信感を持っている方は間違いなく信じてしまう本です。結局、近藤さんが正しい場合もあるけどそうじゃない場合も沢山あるという事なんでしょうね。なので、手術を勧める医師が「お金」目当てなのか「良心」なのか、はたまた「流れ作業」なのかを僕らは自身の責任の元、見極めなければなりません。まぁ、現実的にがんになったらそんな気力はなかなか持てないと思うのですが。

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ニコ生主「砂糖るき」さんが公開した
化粧前後の画像が衝撃的だと話題に

kawaii

参照 ニコ生主「砂糖るき」さんが公開した化粧前後の画像が衝撃的だと話題に

 凄いよね。もう凄いという以外に感想がありません。

ある意味、一番衝撃的でした。

まとめ

少し前にGoogleの「ハミングバード」に関する記事で、「検索上位10%には関係が無い」という点を「90%に影響する」というタイトルの記事が拡散されていました。嘘ではないんですが、肝心な所が抜け落ちていて少し複雑でした。

結局、何が善で何が悪かは自分で決めるしかないんですね。とても難しいですが、特にこのインターネット社会、常に「本当か?」と思う気持ちは大切です。そして、盲目にならず両方をよく調べる事が唯一の方法じゃないかと思います。

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photo:http://blogs.yahoo.co.jp/romtteru_7/11829095.html

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