ユーザーよりもクライアントが満足する失敗ホームページ

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どうも、本業ではWebデザインからコンサル、SEOまで幅広くお手伝いさせて頂いているENJI(@ENJILOG)です。

大きな声では言えませんが、
今までにたくさんの意味のないホームページも制作してきました。
もう、作っている段階で
「あ~これアカンやつやわ~。」「絶対、失敗するわ~」

というホームページです。

じゃあ、その前に教えてやれよ!
それでもプロか!?

当然、皆様は思われるでしょう。
もちろん、僕だって思います。
折角作るホームページ、「制作実績」としていい物にしたいという実益も含め、
効果のあるホームページでお客様にもがっかりされるより喜んで頂きたいわけです。

そんな想いがありながら、なぜ「失敗するホームページ」が産まれるのか?

この記事を見て頂いた方にはその理由を理解して、
ぜひご自身のホームページの作り方に役立てて頂ければ幸いです。

※綺麗ごと抜きで本音を言いたい放題です。
気を悪くされるかもしれませんので予めご容赦下さい。

なぜ、ホームページが失敗するのか?
その一番の原因

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その理由の大元にあるのが、僕たちは

ユーザーよりもクライアントが満足するホームページ

を制作するからです。
ここ、大事なポイントです。よく肝に銘じてください。
どうしても、制作会社は「成功するホームページ」より「クライアントが満足するホームページ」を作らざるを得ないのです。

正味の話、まずは「契約」を頂かなければなりません。
話を聞いた段階で「あ~成功しないわ~。。」と思っても、当然そんなことは言えないです。僕たちも生活をかけたビジネスなので、まずは「ホームページをウチで作ってもらう!」という事はまず、進めなければ話になりません。ましてや、最初はお金も貰わずに「ヒアリング」に伺うわけです。なかには、「来てもらって当然」というお客様もいますが、極端に言えば、決定も頂いていないのにタダで行く理由はないのです。忙しいのはお互いさまで、そこを交通費も使って行くのは「契約」を取るためですから。

「その、ビジネス、成功するわけないですよね!
ホームページ作るだけ無駄ですよ!」

といえれば素晴らしい事ですが、そんなのは感謝されないどころか怒りを買うだけです。
なので、残念ながらスタートの時点で「失敗する事」が決まっているホームページが結構あります。

また、基本的に制作料金は「工賃」と呼ばれる「制作期間」×人件費で計算されるので
早く仕上げられれば仕上げられるほど「制作会社」の利益は大きくなります。
ホームページ制作の完成の「ゴール」はクライアントの「満足」なので、必然的に「クライアント」が望む通りに制作が進行されます。いかに、成功に導く提案をしてもクライアントをOKさせなければ永遠に制作が終わりません。もちろん失敗する危険性がある事項については言及しますが、あくまでも「クライアント」の気を悪くしない程度です。

例えば、

「こういったサイトは、お顔を出された方が効果がいいですよ!」
「それは恥ずかしいから絶対嫌!」
「じゃあ、せめてイラストでも載せませんか?少し、費用はかかりますが・・・。」
「費用がかかるならいらないわ。」

「・・・わかりました!無しでいきましょう!」

こんな感じで進みます。

業種によっては「顔出ししない事」は致命傷なのですが、クライアントは理解できないですし、こちらも強引には進めません。(ちなみにコンサル料は貰っていない場合の制作です。)

こうして、そもそもスタートから微妙なビジネスの「クライアント」は満足している
無意味なホームページが見事に今日も生まれては消えていきます。

失敗するホームページの5つの作り方

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ホームページが失敗するタイプが以下のような人です。

予算をケチる

ここが最初の入り口です。
「予算があまりない。」のは仕方無い事ですが、「予算がないホームページ」で「利益の上がるホームページ」ができるなんて都合のいい話です。すごーく安く考えても、例えば5Pのサイトなら20万位(制作費のみ)は考えた方がいいです。10万で制作してくれるところは山程ありますが、ほとんどはドブに捨てる事になります。

つまるところ、そのホームページでいくら儲けるつもりなの?って事です。この辺は以下のエントリーが為になりますよ。

リアルの飲食店のWEBはどのようにして作って運用すべきか

ページをケチる

ページ数は、そのまま製作費に反映する場合も多く、できる限り減らそうと考える方が少なくはありません。しかし、ホームページにとってページは玄関であり「肉」であります。たくさんあればあるほど「コンテンツ量」が増え、検索にもかかりやすく「入り口」が増え「アクセス」が増え、売り上げに繋がります。「TOP」「会社概要」「商品案内」「お問い合わせ」だけで成功するホームページは非常に稀です。

中身を考えない

ホームページに載せたい内容を全く考えずに、丸投げで依頼される方も多いです。コンテンツ制作もサービスに含めている会社も多いですが、「それなりの金額」を支払っていない限りは「それなりの内容」になります。最低限、ホームページに何を載せたいのか?は依頼する前に、考えておくべきです。例えサービスでやってくれるとしても、ある程度の用意がある場合とまったくない場合では、原稿を考える方も質が変わってきます。

意見を聞かない

制作会社も、成功させたいと思っています。なので、意見はよく聞くべきです。ご自分の希望をいう時も「こうしたいけど、どう思いますか?」と聞くと、こちらも意見をいいやすくいい物ができると思います。

客だから偉いと勘違いしている

制作会社の人間は、クライアントと「対等な関係」だと考えている場合が多いです。(僕もですが。)お金をただくれるなら違いますが、お金と引き換えにホームページを制作します。あくまでもフィフティフィフティです。(ホームページ制作に限った話ではありませんが)大切な事なので、あえて(やらしいのを承知で)教えておきますが、制作側は目に見えない(クライアントのわからない)ところで、些細なことでサイトの質を左右できます。ほんのキーワードの言い回しや内部リンク、コンテンツの見せ方などで生きたサイトになるか死んだサイトになるか分かれる事はある程度の経験者ならわかるはずです。「俺は客だ!」と偉そうにしているクライアントと、謙虚で協力的なクライアントとでは見た目が同じでも実は大きく結果を変えたりできます。僕たちも人間ですから。偉そうにしてても得な事は何もないですよ!

完成がゴールだと思っている

だいぶ減りましたが、ホームページは24時間の営業マンだと思っている方
甘いです。もう、はちみつにシロップを混ぜるくらい甘いです。
24時間の営業マンではありますが、優秀かどうかは別の話です。そして、優秀にするにはそれなりの投資や継続的な努力が必要になります。

よく言われますが、ホームページを作ることは
「無人の砂漠の中に、店を出すにすぎない。」といいます。
その通りです。

ホームページは魔法ではありません。

見てもらうための広告、来てくれた方へのアプローチ、再来店の為の企画。

結果を出すためには、ホームページはスタートに過ぎません。
作れば仕事が来ると思っている方はまず、失敗します。

成功させるホームページの作り方

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逆説的になりますが、ではどういうホームページが成功するかという事です。

ホームページの目的が明確

「ホームページでどうしたいのか?」をまず最初に明確にすべきです。そんな事も答えられずにホームページを作ろうとする方が多いことに驚きます。「パンフレットサイト」でいいならいいんですけど。

自社の強みがわかっている

これはホームページ云々の前の話ですが、「差別化」が言えないビジネスは成功が難しいです。なにも凄い事ではなくてもいいんです。実は結構当たり前のことでも効果的だったります。たとえば「施術者は女性です。」これだけでも大きなメリットになるんです。この辺はぜひ、担当者と話し合ってみてください。

各ページを「検索」キーワードで考える

ここ、超大事です。

ホームページは基本、来店が「検索」でできています。
そのホームページや、ページに「どういうキーワード」で検索して来るのか?を考えながら作る事は非常に大事です。基本の「キーワード」、各ページの「キーワード」を考えていきましょう。

あくまでも「検索」するであろう、かつ「利益」につながるキーワードです。
ユーザーを想像する事がとても重要です。「検索して欲しいキーワード」ではありませんよ!

TOPページが命

ホームページはどのページが入り口になるかわかりませんが、やはりTOPが一番重要です。「カッコいい」よりも「見やすい」「わかりやすい」の方が大事です。「探しているものがすぐ見つかる」TOPページであるように気をつけましょう。

基本は強い

よくある、

  • 顔出し
  • お客様の声
  • FAQ
  • ブログ

があるサイトはやはり効果があります。面倒がらずに作るべきです。ただし、ブログは定期的に書かないなら逆効果です。1年以上エントリーの無いブログとか不安ですから。

必要なことに費用は惜しまない。

とにかくお金をかけろとはいいませんが、最初から、「費用無い」の1点張りでは効果のあるサイトはできませんよ。
鯛を釣るためには「海老」が必要なのです。餌をケチると、「鯛」どころか「長靴」すら釣れません。あなたが普段見ている「いいなぁ」と思うサイトは何百万、何千万だったりもする事も知っておいてください。

10万払って、効果「0」のサイトと
50万払って、毎月「30万」稼ぐサイト。

そういう計算が必要です。

意見を聞き、謙虚であること。

兎に角、制作会社は「インターネットビジネス」のプロなのでノウハウは上手く聞き出しましょうね。もちろん、あなた自身のビジネスはあなたの方が詳しいので上手く融合させる必要があります。どちらか一方通行では「凄いホームページ」は生まれません。前にも書きましたが、僕らも人間なので、あなたがいい人なら値段以上に頑張っちゃいます

どうでしょうか?
書ききれませんので今回はこの程度で・・・
記事に否定的なプロ意識の強い素晴らしいデザイナーさん達もたくさんいるとは思いますが、今回のような(僕のような)制作者がほとんどだと思いますので、参考程度に覚えておいていただいて損はないと思います。

人間だもの!(あいだみつを)

今後も定期的にこんなエントリーも書いてきますね。

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