youtube動画用にPCのキャプチャ動画をできるだけきれいに撮りたい

youtube動画用にPCのキャプチャ動画をできるだけきれいに撮りたい

1. 高画質でキャプチャするための基本設定

高解像度(1080p以上)で録画する

YouTubeでは 1080p(フルHD)や4K(2160p) での動画投稿が可能です。そのため、画面録画時の解像度を1920×1080(フルHD)以上に設定すると、視聴者にとって鮮明な映像になります。

高フレームレート(60fps)で録画する

ゲーム動画やアクションの多い画面を録画する場合、60fps(フレーム/秒) に設定すると滑らかになります。特に、YouTubeでは60fps対応しているため、動きが多い動画は60fpsでの録画を推奨します。

ビットレートを適切に設定する

ビットレートが低すぎると画質が劣化し、逆に高すぎるとファイルサイズが大きくなります。YouTube推奨ビットレートは以下の通りです

解像度フレームレートビットレート (kbps)画質ファイルサイズ
1080p60fps12,000 - 15,000良好(高画質)比較的大きい
1440p60fps24,000 - 30,000非常に良好(より高画質)さらに大きい
4K60fps53,000 - 68,000最高(最高画質)非常に大きい

録画ソフトで適切なビットレートを設定することで、高画質でスムーズな映像をキャプチャできます。

上記の図は、YouTube推奨のビットレートを解像度別に示したものです。青色のバーが最小ビットレート、薄青色のバーが最大ビットレートを表しています。ビットレートが低すぎると画質が劣化し、高すぎるとファイルサイズが大きくなるため、適切な設定を行うことが重要です。

2. 高画質録画におすすめのキャプチャソフト

OBS Studio(無料・高機能)

メリット

  • 完全無料で高機能
  • 高解像度・高フレームレートでの録画が可能
  • カスタマイズ性が高い(シーン切り替え、配信機能付き)

おすすめ設定

  • 録画フォーマット:MP4またはMKV
  • エンコーダー:NVENC(NVIDIA GPUを使用)またはx264
  • ビットレート:12,000kbps以上(1080p 60fpsの場合)
  • キーフレーム間隔:2秒

Bandicam(シンプルで初心者向け)

メリット

  • 軽量で使いやすい
  • 画面録画とゲーム録画の両方に対応
  • H.264/NVENC対応で高画質録画可能

おすすめ設定

  • 録画モード:ゲーム録画(DirectX/OpenGL対応)または画面録画
  • 解像度:1080p以上
  • フレームレート:60fps
  • ビットレート:12,000kbps以上

NVIDIA ShadowPlay(GPU搭載PC向け)

メリット

  • NVIDIAのグラボ搭載PCなら無料で使用可能
  • GPUを活用するためCPU負荷が少ない
  • 簡単な操作で高画質録画が可能

おすすめ設定

  • 録画品質:カスタム設定でビットレートを15,000kbps以上にする
  • 解像度:画面のネイティブ解像度(1080pや1440p)
  • フレームレート:60fps

3. 録画時のPC負荷を軽減する方法

GPUエンコードを活用する

ソフトウェアエンコード(x264)ではCPUに負荷がかかりやすいため、NVIDIA NVENC(GeForce GTX 10シリーズ以降対応)やAMD AMFを使用するとスムーズに録画できます。

バックグラウンドアプリを最小限にする

録画時は不要なアプリを閉じて、CPUやメモリの負担を減らすことで安定した録画が可能です。特に、Chrome、Discord、不要なウイルス対策ソフトなどは録画前に停止すると効果的です。

高性能ストレージ(SSD)を使用する

HDDよりもSSDに録画すると、データの書き込み速度が速くなり、カクつきを防ぐことができます。特に4K動画を録画する場合はSSD推奨です。

4. 録画後の動画編集と最適化

動画編集ソフトで画質を向上させる

録画後に、動画編集ソフトを使って明るさ、コントラスト、シャープネスなどを調整すると、よりクリアな映像に仕上がります。おすすめの編集ソフトは以下の通り:

  • Adobe Premiere Pro(プロ向け)
  • DaVinci Resolve(無料版あり)
  • Filmora(初心者向け)

圧縮せずに最高画質でエクスポートする

YouTubeにアップロードする際、編集ソフトの出力設定で解像度やビットレートを下げないように注意しましょう。推奨エンコード設定:

  • フォーマット:MP4(H.264)
  • 解像度:録画時と同じ(例:1080p 60fps)
  • ビットレート:YouTube推奨値(12,000kbps以上)

YouTubeのアップロード設定を最適化する

YouTubeはアップロード後に圧縮処理を行うため、元の動画をできるだけ高画質でアップロードすることが重要です。特に、VP9コーデックで処理されるように高解像度(1440p以上)でアップロードすると、画質劣化が少なくなります。

まとめ:高画質PCキャプチャのポイント

  1. 1080p 60fps以上の設定で録画する
  2. ビットレートを適切に設定し、画質を維持する
  3. OBS Studio、Bandicam、ShadowPlayなどの適切な録画ソフトを選ぶ
  4. PCの負荷を軽減するためにGPUエンコードやSSDを活用する
  5. 録画後の編集・エクスポート設定を最適化し、YouTubeの圧縮を最小限にする

これらのポイントを押さえれば、YouTube向けに高画質なキャプチャ動画を作成できます!

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