最近やりたい事、やらなければならない事は多いのに全然進まない、捗らないと思っていたところにちょうどピンポイントだったこの本。
デザイナー佐藤オオキさんの「400のプロジェクトを同時に進めるスピード仕事術」。
ただ読後の個人的な感想を述べればこれを読む事で400のプロジェクトを同時に進めるようにはなれません。むしろ、スピード術に関しては少しタイトルが煽りすぎてるかなと感じはしましたが
- 多数の仕事の最高のパフォーマンスで
- 最も効率よくこなす
という事に於いて非常に気付きのある一冊でした。
今回は、いくつか気に入った部分をピックアップしながら本を簡単に紹介できればと思います。
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仕事を効率よくスピードを上げる方法
1つのことだけに集中する
たくさんあるプロジェクトを混乱なく進められる理由の1つは、私が常に「目の前の仕事だけに集中する」ことを習慣づけているからではないかと思います。
そもそも私は同時に複数のことをするのは苦手です。
確かに、沢山のタスクを抱えている時に情報やツールが豊富な今はついつい複数の業務や情報収集を同時に進行してしまいがちです。
何かをしようと思った時に、「そういえばアレどうだったかな?」なんて別の仕事を開く事はしばしば。酷いとTwitterを見てしまったり、ニュースを見てしまったり・・・。如何に、1つの事だけに集中できるか、そしてそれ以外の事はその時間は忘れ切る事が大切だと。
仕事は3つに振り分け、スケジュールは3割の空きをつくる
仕事は3つに振り分け、スケジュールは3割の空きをつくる。オオキさんのスケジュール管理は凄くザックリとしていて仕事の管理は
- NOW:3日以内にやるべきこと
- Later:切迫してないけど放ってはおけない事
- Maybe:やってもやらなくてもいいけどやると長期的に良い事
の3つに分けるだけだそうです。
そのTodoはスマートフォンのアプリで管理されてるそうですが残念ながらそのアプリの紹介はありませんでした。
個人的にはiPhoneなら「Priorities」がそれに適しているのではと思います。
https://itunes.apple.com/jp/app/priorities/id417600877?mt=8
タスクの中にタスクの枝を作る事ができ、スターを付ける事で簡単に優先度を設定できます。また、カテゴリの移動も簡単で「Maybe」カテゴリに移動やその逆もスムーズです。
やりかけた仕事は必ず終わらせる
仕事を処理していくときに重視しているのは、「やりかけた仕事は必ず完結させる」ということ。
仕事を途中で止めたまま放置すれば、そのことをいつまでも頭に残しておかなくてはならないので、脳によけいな負担がかかります。
確かに、色々な仕事を少しづつこなすとそれぞれに記憶すべき事や、やるべき事が重なり脳はもちろん心に負担がかかっている気がします。アレコレ進めずに1つづつ確実に完結させていく方が効率も良いし心のスペースも空きますね。
ここまでで本の最初の10/1くらいです。
本書には仕事のスピードを意識する方法にとどまらず、それによって受ける大きすぎる恩恵についても語られます。「仕事が捗らない」「仕事が増えない」と悩んでいる方はぜひ手に取って欲しい一冊です。
僕の解釈も貴方とは違うかもしれませんしね。
まとめ
最後に、個人的にめちゃくちゃ同感した一文を紹介して終わります。
よくあるのは、どのような課題があるのか、それを解決するためにはどんなデザインが望ましいのかという「着地点」が見えない状態のまま、「とりあえずいくつかつくってみてもらえませんか」と頼まれるケースです。
「何でもいいから形になったものを見て、それから考えたい」という方は少なくありません。
しかし、そもそもクライアントが求めているものが何なのかがわからなければ、よいアウトプットはできません。「とりあえず」で何かデザインしても、決してよいものは生まれないのです。このような方法では、結局、関わった人が誰も幸せになれないのではないかと思います。
禿同。
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