「VRがキテる!キテる!」と言ってもPSVRの普及率も高くない今、その体験をした人はまだまだ少ないのではないでしょうか?
さらに他機種はかなり高額のため、購入には二の足を踏む方も多いと思います。
僕自身はPSVRをSONYで体験しただけだったのですが、この度「htcVive」を購入してちょっとというかかなり感動したのでそのレビューとViveを買ったらぜひやって欲しいゲームを紹介したいと思います。
まだどのVRにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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現在のVR機の比較
現在、主だったVR機器の代表は「PSVR」と「Oculus Rift」と「HtcVive」の3機種になります。※ちなみに「Oculus Rift」は試していません。
機能的な比較は以下が参考になります。
- 網目感のなさ:PSVR>Rift=Vive
- 映像のシャープさ:Rift=Vive>PSVR
- 映像の明るさ:PSVR>Rift=Vive
- 視野角の広さ:Rift=Vive=PSVR
- 体感上の軽さ:Rift>PSVR>Vive
- つけ心地:PSVR>Rift=Vive
- HMD部の固定感:Rift=Vive>PSVR
- 密閉度(外界からの遮断度):Vive>Rift>PSVR
- ケーブルの邪魔にならなさ:PSVR>Rift>Vive
- トラッキングの精度:Rift=Vive>PSVR
- プレイの自由度(広さや角度):Vive>>Rift>PSVR
- トラッキングの確実性:Vive>Rift>>PSVR
- VRコントローラーの持ちやすさ:Rift>Vive=PSVR
- VRコントローラーの機能性:Rift=Vive>PSVR
特に注目して欲しい点を太字にしました。
HtcViveがおすすめの理由
VR(バーチャルリアリティ)、つまり仮想現実体験で特に重要だと思うのは11番の「プレイの自由度(広さや角度)」と10,12番の「 トラッキングの精度と確実性」だと思います。そして3機種の中でHtcViveは唯一VR空間内で足による移動が可能です。
そう、HtcViveだけが他の機種と異なり
ゲーム内で歩くこと、動くこと
が出来るのです。
これはもうVRとしてのゲーム体験が別次元と言っていいんじゃないかと思うほど大きな違いです。この違い1つでもう他とは比較してはいけないんじゃないかとすら思えます。
これに加えて「トラッキングの精度と確実性」、つまりコントローラーの動きが完璧に追従する。これはバーチャルの世界で動く事の違和感を完璧に消し去るためにとても重要な項目です。
PSVRを試した時も「凄い!」と思ったのですが、心のどこかで「でもまぁ、バーチャルリアリティといってもこれが限界だよね」という気持ちが少しありました。あえて必要以上に悪く言うなれば360度の壮大な立体ゲーム。
しかしViveはVR機を何もしたことがない頃、「バーチャルの世界に入るってこういう感じかな?」と想像していたワクワクそのものだったのです。
VRで動けるってこういうこと
HtcViveのコントローラーはこんなの
これを両手に嵌めて遊びます。
例えばこの「Space Pirate Trainer」というゲームなんかは両手に銃を持って飛んでくる敵を撃つのですが
敵の弾が来たら当たらないように体全体で避けます。
弾が来たらマジで避けるのです。時には屈み、足に来た弾をまたいだり大きく仰け反り華麗に避ける。
まるでマトリックスのように。
当たると被弾します。
なので必死に避けますw
(動画↓)
めちゃくちゃ凄くて面白いのに1,480円です。
この辺もPSVRにはないお得さがあります。
http://store.steampowered.com/app/418650
HtcViveおすすめのVRゲーム
出た当初は「The lab」など特定のものしかViveは遊べるゲームがないと言われていましたが今はかなり充実してきたと思います。日本語のゲームは少ないですが、だいたい感覚でわかるのでぜひ遊んでみて欲しいです。
ゲームは「STEAM」でバーチャルリアリティを選択するとVRに対応したゲームが選べます。ここでは「Viveを買ったらぜひ体験して欲しい!」というゲームを紹介します。
http://store.steampowered.com/
音を弾く快感がヤバイ「Audioshield」
いわゆる「音ゲー」ですが、気持ち良さが別次元です。
画面中央に現れるYouTube映像とステージ全体のサウンド空間で次々来る音の弾を弾きます。
美しく流れる光の玉がViveコントローラーの振動機能と相まって次々と手で綺麗に弾き流れ散る快感は病みつきになります。
http://store.steampowered.com/app/412740
VRで戦うとはこういうこと「Raw Data」
初めてやった時は度肝を抜かれました。
アナウンスが「早くキーをさせ!させ!」と言うので差してみたら周りのシールドが開いてアンドロイドがこちらに近づいてきます。でも、大丈夫、自分がいる場所は固いバリアに囲まれているので一定以上敵は入ってこれません・・・
と思ったら敵はガンガンとバリアを叩き始め、少しづつ、そして最終的に完全に破壊されます。
「ヤベェエエッ!!!!」
コントローラーは手の形に変わり銃を握り、壁に隠れては立ち上がり撃ちあい、打たれたら隠れ、そして時には剣を抜いて戦います。
気付けば背後の敵がすぐ間近に忍び寄っていて慌てて銃をぶっ放す。剣は敵の足を切れば足が、頭を切れば頭が破壊されまさにバーチャルリアリティです。
心も体も疲れます。
http://store.steampowered.com/app/436320
心臓が痛い「Serious Sam VR: The Last Hope」
これまた凄いです。
始まった最初はいきなり海の真ん中にいるのでビビります。
ステージはいくつかありますがこの世のものとは思えない異形のモンスターが叫びながら襲ってくるので心臓が弱い方はマジで止めた方がいいです。
心の臓が痛いです。
http://store.steampowered.com/app/465240
RPGの中に入る「Vanishing Realms™」
松明を手に取り、気になるものに火をつけ、鍵を探して扉を開ける。
足元の壷を割ってアイテムを探し謎を解く・・・自分がロールプレイングゲームの中に入り、実際に冒険するといってもまったく過言ではないゲームです。
ゲームってこんなことになってるのかと震えます。(ただ、先に進むほど英語力は必要そう)
http://store.steampowered.com/app/322770
気分は魔法使い「A Legend of Luca」
手に魔法の杖を持ち、魔法弾?を放って敵をやっつけます。動きが舞空術のようなので酔いやすい方には辛いかも。
http://store.steampowered.com/app/433600
いつでもピンポン「Eleven: Table Tennis VR」
卓球ゲームですが非常によく出来ています。
卓球台の位置も自由に変えられ、ラケットの動きもスムーズです。ただ、最初からかなり敵が強くムカつきます。
http://store.steampowered.com/app/488310
あらゆる銃が扱える男になる「Hot Dogs」
いろいろな銃をシュミレートできるゲームですが操作がリアルに近いのか扱い方がよくわからない銃もたくさんあります。。
http://store.steampowered.com/app/450540
触ると魚が逃げる美しい海の中「theBlu」
昔からある人気の高い、海底を眺めるゲーム。
ステージがは3つほどで巨大なクジラが現れ見つめられるときは心臓がバクバクします。ちなみに「深海」もありますが怖くてできません。。
http://store.steampowered.com/app/451520
ビリヤードにダーツ。大人の遊び場「Pool Nation VR」
かなりリアルに楽しめるビリヤードゲーム。
玉突き方法はよく考えられていてストレスがないのですが見えている台が存在しないので手がカクッてなります。
その他にもダーツなどのゲームが用意されています。
http://store.steampowered.com/app/269170
ワクワクが止まらない「Disney Movies VR」
ディズニーによる無料コンテンツ。
数は少ないですがジャングルブックなどいくつかのシーンの中に入れて楽しいです。
http://store.steampowered.com/app/469650
ちなみに個人的に買うんじゃなかったなと思ったのが
- Everest VR(エベレスト登頂を体験?できるゲーム。人によっては好きだと思う)
- Job Simulator(昔から人気の高いゲーム)
- VR Boxing Workout(動きにまだバグが感じられた)
- VR Baseball - Home Run Competition(動きにまだバグが感じられた)
- The Fastest Fist(動きにまだバグが感じられた)
あくまでも「個人的には」です。
参考までに
HtcViveの注意点と購入方法
HtcViveはまず、高いです。
Oculus RiftもそうですがHtcViveとそれに対応した高スペックのPCが必要です。
あと、「動ける」スペースが必要になります(1.5m×2m)。
その為、購入ハードルは高いですがそれに応える体験は間違いなくあると思います。
購入方法
HtcVive本体
amazonでもありますが、普通に日本の公式サイトの方が安心だと思います。
パソコン
公式サイトでは今のPCのスペックが対応しているか確認する方法が記載されています。
ただ求められるスペックがかなり高く、僕がもともと使用していたPCではダメでした。なのでHtcVive自体がおすすめしているhpのVRReadyのパソコン(僕はhpのOMEN by HP Desktop 870)を購入。高いですが既にVRに最適化されたPCです。
その他
HtcViveはセンサーを2台、2mくらいの位置に対角線上に配置するので以下のものがあると便利です。
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メガネ
メガネは一応つけて遊べますが、かなり扱いが雑(押し込む感じ)になります。
簡単には崩れない「Zoff」のメガネがお薦めです。
HtcViveの内側
まとめ
他のサイトで書かれているほど重くは感じませんでした。ケーブルはたまに踏みます。
あと、スマホの粗雑なVRやPSVRの体験ほど酔いは今のところありませんが、HtcViveに限らずVRは疲れます。酔うとかいうよりリアルに近いから凄く疲れるんです。
本当にショック死する人がいるんじゃないかと思うくらい没入感がヤバイです。
ちなみにViveはやるよりもやっている人を見るのが一番楽しいそうです。事務所に1つあると楽しいかもですね。
ジェットコースターのVR体験で下る瞬間に後ろから押すとこうなる pic.twitter.com/BWKDDH40AG
— すずはや (@cp9a_6rs) 2016年11月11日
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