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世の中には「マニュアル」と呼ばれる本が沢山あります。
成功者達のビジネスモデルだったり精神論だったり。
でも、それらのほとんどがポジショントークにであり、その時、うまくいった結果論である事がほとんどです。物事は一見、正しいようでも見方一つでどのようにも言い換える事が出来、反対の論理でも同じように正しい事を語るのは案外簡単です。
では、なぜ、「成功者」の本は売れるのか?それは、ただ単に「成功した」という事実だけが価値をもたらしているにすぎません。昔、流行した「マネーの虎」に出てきたいわゆる「お金持ち」の人々も今でも皆、お金持ちなのでしょうか?株式会社「エイチワイシステム」社長の安田久さんは2011年7月に破産、輸入販売会社の社長、南原竜樹さんは50億の負債を抱えているそうです。
http://lets-business.com/money-tiger/moneytiger-president/
ただ、今回お話ししたいのは「お金持ち」どうこうではなく「成功」するためのマニュアルをいくら読んでも成功しないよという事です。そんな事は、皆さん薄々でも気づいているでしょうが、それでも何となく「月1000万稼ぐ方法」とか見てしまうと思わず読んでしまいます。なれるわけないのに「イチローの心理学」とかしたり顔で納得してみたり。皆さんにも思い当たる節があるのではないでしょうか?
お金を稼ぐ為、成功する為に通らなければならない道
年もある程度経てば気づく事があります。
人が本当に何かに気づき、学べるのは「失敗」だけです。
人はなるべく近道を、そして失敗しない方法を求め「成功のマニュアル」や「お金持ちのマニュアル」を読み漁ります。でも、何冊も本を読み、何回もシュミレーションしている方に知って欲しいのが、「成功」は「失敗」を通らないと無い。という事です。「成功」するには「失敗」するしかないのです。「失敗」を通らないと「成功」は無いのに失敗しない為にマニュアルを読み続けるなんて間抜けな話です。
この事をもう少し身近で、
僕たちが好きな「SEOマニュアル」を例にして考えてみましょう。
僕たちの身近なSEOを例に考えてみる。
検索の「上位表示1位になる事」を「お金を稼ぐ事」に見立ててみます。
世の中には、山ほどSEOで上位表示させる方法(お金を稼ぐ方法)に関する情報があります。有料無料問わず、本もネットも。
当然、その多くにあなたは目を通してきたはずです。
で、あなたのサイト、上位表示されていますか?
意外かもしれませんが今検索で出てくるSEOの記事はほとんどが正しい情報です。(古い情報を除き)なぜなら、正しいSEOを語るだけなら実は簡単なんです。
- SEOで上位表示するには「タイトル」が大事。キーワードを含めよう。できれば32文字以内で。そうだなキーワードは含めすぎずに2~3個で。
- コンテンツはユニーク(オリジナル)な内容で。
- タグを適切につけよう。
- メタ情報も大切に!記事にあった内容をつけよう
・・・etc
Google先生に聞けば膨大な答えで教えてくれます。
なるほど。いい事を知ったと喜び勇んで記事を書きます。
でも、検索は上位に上がりません。
アクセスも増えません。
なぜか?
一番肝心な事が書いていないからです。
記事を書き、上位表示に失敗し悩んで初めて見えてくるものがあります。
- キーワード?何にするの?2、3個を「どこに、どのように含めたら良いの?」ていうか、その「キーワード」はアクセスがあるの?アクセスがあるキーワードってどうやって考えるの??
- ユニークなコンテンツって? 何をどんな風に書いたらいいの?書いてみたら、そもそも文章を書くって難しい。どうしたら読みやすくて魅力的な文章になるの?
- タグを適切に?H1、H2,H3をどう使い分けるの?「適切」って何?
実際に動いてみて、うまくいかないと気づく「わからない事」だらけ。でも、この点に触れている記事や本になると急に少なくなります。
“本質”が書かれた記事が少ない理由
これは、お金儲けマニュアルや成功マニュアルにも言える事です。
実は、マニュアルを書いている人も知らない
ここから先をクリアしている人が少ないという事がまずあります。例えば、SEOによって得られる利益を単純にアフィリエイトとした場合、月に1000円以上稼いでいる人は20%以下だそうです。
そういった検索に出てくる記事に書いてある事は真実ですし、少し脚色を添えれば誰でも書けるSEO対策のマニュアルになります。
でも、本当にその人が稼いでいるのか?成功しているのかなんて怪しいものです。どこかの○○ヒルズ族のように。
教えられない
そもそも、キーワードやユニークなコンテンツというものはその名の通り「ユニーク(オリジナル)」であり、伝えられるものではありません。それぞれが得意分野を切磋琢磨するしかない事でもあります。
お金の稼ぎ方も、様々です。結局、つまるところの最終アイデアは自分で考えなければなりません。(そこが肝なんですけどね)
教えたくない
そうはいっても、好確率で上位表示させる人は地道な努力以外にも「重要なコツ」を掴んでいる場合があります。。でも、それはなかなか表には出しませんよね。僕は、ブログの各所で気づく人には気づく様に、やんわりと書いているますけど。
月○千万稼ぐマニュアルが9,800円?そんな訳ないですよね。
「お金を稼ぐ方法」などのマニュアル本は意味がないのか?
こういったマニュアル本は、矛盾しているようですが意味はあります。
全ての本というわけではありませんが。
多くの失敗を重ねて、初めて「本」の書いてある「意味」を理解できます。それまでは、「知っていた。」いや「聞いた事がある。」レベルだったのが「行って見てきた。」になって初めて本の価値が生まれるのです。
僕自身も多くのお金をSEOの勉強に費やしました。高いものだと1つで18万くらいの商材もあります。それらに意味があったか?と言われると結果してはあったと思います。数々の失敗の中で、通り過ぎていた「普通」の文章が、実は「普通」ではなく、何よりも重要である事に気づいたります。でも、それは「失敗」があるからです。失敗して初めて、その「意味」に気づけるのです。本は、「経験」とセットで非常に意義のあるものですし、そういった意味では道しるべであり、近道を示唆するものでもあると思っています。あくまでも、実行と失敗ありきです。
お金を稼ぐ方法
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「お金」の価値は、場所によって全く変わる
お金の価値というものは場所によって変わります。
場所という表現が適切かはわかりませんが、アルバイトで「時給」で働き、社員で「月給」を貰っているだけだと永遠に気づかない「お金の価値感覚」というものです。
通常、10,000円というと土方で日給。1,000円だと時給くらいという価値感覚が恐ろしい程、脳にインプットされています。でも、フリーランスなどを経験するとわかりますが「技術」や「自分で請け負う仕事」となると、この価値感覚が全く異なってきます。例えば、WordPressを構築する事。こんなの今ではボタン1つで終わる作業ですが、「わからない」人には凄い価値のある事であり、何万円という利益を得る事も出来ます。信じられますか?当然、このブログを読んでいる方にはなんて事ない10分もかからない作業でも、ちゃんとニーズのある所で商売に変えれば何万円という利益を産むのです。土方で汗を流して例えば一週間かかる「お金」が「10分」で得る事ができます。汗に額して働く事が馬鹿らしいとか言ってる訳ではありません、今は「稼ぐ」という事だけにフォーカスしています。これは、すごく小さな世界の話で、当然、本当のお金持ちという人の稼ぐ感覚はさらに単位の大きいものになります。良い悪いは別にしてお金を今より稼ぎたいと思うなら知っておくべき最初の一歩です。
コストをかけずに、24時間稼げるのがインターネット
ホリエモンの「稼ぐ4か条」には
1 利益率の高い商売
2 在庫を持たない商売
3 定期的に一定額の収入が入ってくる商売
4 資本ゼロあるいは小資本で始められる商売
これを叶えるのがインターネットです。全国、全世界に24時間広告を出し続ける「力」。すごく手頃に始められるのが「アフィリエイト」という事になります。これも、アフィリエイトなんかでそんなに稼げるわけがないと思う人は完全に「お金の価値感覚」が固まってしまっている人なので注意です。
お金を稼ぐのにすごく為になる本
以前のエントリーにも書きましたが
「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」という山口揚平さんの本が非常に為になります。
退職を土台にした本かと思いきや、「儲けの仕組」みや様々なビジネスモデルを非常にわかりやすく掲載しております。「花屋がつぶれない理由」や「原価を割っている弁当のからくり」など、起業する方にも役立つ記事が満載なのでぜひ、読んでみてください。
そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか
最後に、成功する為には
とにかく、「失敗」をする事。
逆に言えば、「失敗」をする為に行動をする。
そういう考えで、トライアンドエラーしていければ
人生は、より確実に成功に近づくのではないでしょうか?
「王道に勝る近道は無い。」
これは、タモリさんの言葉です。