SEOを考える時に、「タイトルの重要性」というのは、
まず一番に語られる最重要事項であることはもう周知の事実なんですが、
このWordPressにおけるブログの「タイトル」について
そもそもの大きな盲点
を見つけました。(※僕自身)
いつもの通り他のブログや自身のブログの検索結果を見ていて、
「バズ部は強ぇーなー。なんでこんなに強いんだ??」
と、ぼんやり見ていたんですね。
で、ある事にふと気づいた。
ん!?
こ・・・これは・・・まさか、アレなのか?
photo credit: Dabe Murphy via photopin cc
タイトルのSEOのコード
通常、WordPressで、タイトルの表示にSEOを考慮する場合、
重複を避ける為、下層ページの場合、だいたいどのサイトも参考書も
<?php wp_title(''); ?> | <?php bloginfo('name'); ?>
とする場合が多いと思います。つまり
という表示です。疑いようの無いよくあるパターンです。
で、もう一度「バズ部」を見てみましょう。
・・・ない!
「バズ部」つまり「ブログ名」が無い。。
そうか、なるほどなるほど。。
考えてみれば記事ページの「記事のタイトル名 | ENJILOG」の
「ENJILOG(ブログ名)」って確かにいらない。
意味ないし・・・SEO的に邪魔なだけでは?
サイト名なんてTOPページとフッターにh4タグあたりでつけとけば十分認知される。
今まで、盲目的に
<?php wp_title(''); ?> | <?php bloginfo('name'); ?>
としてきたけど、よく考えれば下層ページの
<?php bloginfo('name'); ?>
って、別になくていいんじゃないか?
こんな単純な事になぜ気づかなかったか?
今回のこの考え、実を言うと
「ブログ」にだから当てはまる考え
なんですね。通常のサイトは「メインキーワード」というのがあり、サイト全体が1つのキーワードを目指して最適化されます。なので、その場合は
<?php wp_title(''); ?> | <?php bloginfo('name'); ?>
で、なんら問題ないわけです。
<?php bloginfo('name'); ?>
のタイトル名に通常、メインキーワードを含める事でサイト全体のSEO効果を高めるからです。あとは、「ブログ名」を検索時にも表示したい(ブランドとして)という場合。
僕自身、クライアントワーク中心なので、この表記方法に疑いを持つ事すら無かったのですが、ブログの場合は各記事ごとにキーワードがあり各記事毎にSEOをする。
なので、あまりこの「ブログ名」がSEOとして必要とするようなブログは非常に少ない。
下手すると、本当に意味が無く長いタイトルにしているブログは大きな損をしているかもしれない。
ノミの使い方 | 就職活動中の僕のひとりごとブログ
みたいな。。
「どれが内容?」みたいなの。僕らでも悩みそうなのにGoogleはわかるのかしら。
というわけで、下層ページのタイトルは、
<?php wp_title(''); ?>
だけでOKじゃないかと思います。
[追記] WordPressのタイトルタグのコードの例
ブログ名なし
<title> <?php global $page, $paged; if(is_front_page()): bloginfo('name'); elseif(is_single()): wp_title(''); elseif(is_page()): wp_title(''); elseif(is_archive()): wp_title('|',true,'right'); bloginfo('name'); elseif(is_search()): wp_title('-',true,'right'); elseif(is_404()): echo'404 - '; bloginfo('name'); endif; if($paged >= 2 || $page >= 2): echo'-'.sprintf('%sページ', max($paged,$page)); endif; ?> </title>
投稿、固定記事にはブログ名を出力しません。
ブログ名あり
<title> <?php global $page, $paged; if(is_front_page()): elseif(is_single()): wp_title('-',true,'right'); elseif(is_page()): wp_title('-',true,'right'); elseif(is_archive()): wp_title('-',true,'right'); elseif(is_search()): wp_title('-',true,'right'); elseif(is_404()): echo'404 -'; endif; bloginfo('name'); if($paged >= 2 || $page >= 2): echo'-'.sprintf('%sページ', max($paged,$page)); endif; ?> </title>
すべてに「ブログ名」を表示します。
バズ部はプラグインの「All in one SEO」でやってるみたいですね。よく見たら普通に書いてありました^^;)
http://bazubu.com/wordpress-seo-10752.html
もう少しタイトルのSEOについて考察
これに気づいて変更したのが4日ほど前。
で、今の現状。
おや?
外したはずの「タイトル」がついてる。
これはGoogleによるタイトルの書き換えですね。
調べてみると「バズ部」でも他のキーワードだと同様の症状が起きています。
「ソース」には記載がありません。
こういったタイトルのGoogleによる書き換えはよくあるようで、
酷いと2重にタイトルが付けられる事もあるようです。
結局、外しても僕の場合は以前と同じように「タイトル」が付いたので
ブランドとしてのデメリットも無くなりました。
ますます、タイトルに「ブログ名」をあえて記載する必要性が無くなったわけですね。
盲目的にならず、よく考えよう。
これが、「バズ部」の強さの秘密の1つなのかどうかはまだわかりません。
バズ部には、
- 豊富な情報量(文字量)
- 適切なタグや文章の構成
- 専門性
- 被リンクが豊富(特に、はてブ全盛期に稼いだ)
- 各SNSの大量のファン
- アフィリンクがない
など良い条件が豊富に揃ってますからね。
このタイトル変更に関しての効果は日が浅いので若干の上昇変動はあるものの、まだまだ結果までは見てとれません。
この辺の結果に関しては追って記事にするかTweet(やFacebook、Google+)してみたいと思います。(もしかしたら意味ゼロかもしれません。マイナスは無いと思います。)
他のブログもちらっと調べてみましたが、
「海外SEO情報ブログ」さんはタイトルをつけていました。こちらのサイトは「タイトル」及びそのキーワードでブログ自体が専門化されているし、タイトルで上位表示を考えているはずなので当然ですね。「わかったブログ」さんは、さすがというか「記事タイトル」のみでブログ名は無しでした。(※下層ページ)
あとの方はだいたい、「ブログ名」付きです。
Google自体、「ブログ名」は適切に処理していそうな気もしますが
「無意味に長いブログ名」が毎回、記事に付くのは好ましいとはとても思えません。
「SEOはサイトによって異なる」と言います。
このように盲目的に参考書通りの事をしていると、
あるサイトに効果があっても自分のサイトにはマイナス
という事もあるわけですね。
盲目的に作業をせずに「よく考える事」も大切です。
今回の事はそれほどマイナスになるとは考えにくいですが
もし、あなたも考えなしにブログ名を付けているのなら一度、よく考えてみるのも良いと思いますよ!
STINGER3のお知らせ
最新のWordPressテーマ、STINGER3のver1013以降は
下層ページのタイトルタグからは「ブログ名」を外しておりますので御了承下さい。
公式サイト、ぼちぼち出来てます。
お願い:
僕のSEOやアフィリエイトの記事は1つの経験則です。
絶対的な答えとせずに面白いサンプルの1つとして楽しんで頂ければ幸いです。