photo credit: Kancelaria Premiera
現在、ビックキーワードとはいいませんが、アフィリエイトをする上でかなり具合の良いキーワードで上位表示されているページがあるのですが、アクセスがあるばかりであまりにもCV(成約)に至らないので色々と3日程かけて見直しをしてみました。
アドセンスやアソシエイトによるアフィリエイトはそれ程には頭を悩ませる事は無いのですが、A8等のASPは狙ったキーワードで成約まで繋げる必要があります。これは、本当に勉強になる作業でユーザーが「何を求め」そしてそれに「どう答えるか?」でただのページが数百円のアドセンスで終わるか数万円/日のページになるかという違いがあります。
とりあえず、今回の作業で週に1回あるかないかの成約が日に1~2回くらいになりましたので備忘録としてまとめておきます。
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CV(コンバージョン率)を上げる為にやってみた事
タイトルを変える
今回の場合は、そもそも上位表示されているのでタイトルをいじる事はあまり芳しくないのですが、不要なキーワードだけ少し削除しました。
ただそれだけの事なのですが、アクセスは同順位のまま約1.5倍になりました。よく検索順位は10位以内に入らなければないのと同じと言いますが、これはロングテールのキーワードで当てはまる事で通常は5位以内、アフィリエイトに至っては3位以内にないと結果が出ない印象を受けます。
さらに、3位なのか、2位なのか、1位なのかで全然違います。なので、タイトルというのはそれをカバーする上でも非常に重要です。逆に1位であっても、タイトルが悪いとアクセスは2位に負けてしまう場合があります。
良いタイトルとは何なのか?
ブログのタイトルを考える場合は、「数字を入れろ」「煽りを入れろ」などなど様々なTipsがありますが、アフィリエイトをするためのタイトルはバズる事(Twitterなどで拡散)を目的とせず検索ユーザーにクリックして貰う事を目的とします。
その上で大事な事は何か?というと「検索ユーザーが求めている答え」がありそうなタイトルが重要という事です。
それは、その単語やワードで変わってくるので難しいのですが、極端な話「安い メガネ」で検索してきたユーザーの結果に「安いわけじゃないけどカッコいいメガネ」というタイトルで1位に表示されてもアクセスもCVも生まれにくいという事です。
アフィリエイトを考える場合は、ただアクセスを伸ばすのではなくて検索キーワードとマッチしているか?がとても重要であると言えます。つまり今回の僕の場合は「削除したキーワード」が検索しているユーザーの意に反している部分だったので外すことで大きくアクセスが伸びたという事が考えられます。
必要な情報を足す
タイトルの話の流れになりますが、ユーザーが検索で求めている答えを十分に掲載する必要があります。アフィリエイトの場合は検索して来たユーザーを「お悩み客」ではなく「いますぐ客」にしなければなりません。アパレルでも言える事ですが、冷静に考え直されると売れるものも売れません。鉄は熱いうちに打てではありませんが、来たユーザーを一気にクロージングまで持っていけないとCVに繋がる事はほとんどないと言っていいでしょう。
だって、自サイトで買わなければいけない理由はユーザーには全くないですから。
例えばAという商品を買おうか迷っている。
なので、Aの特徴やサイズ、また使用感や比較できる他の商品など他のサイトを見て検討する必要性をどれだけ無くせるか?という事も大事な要素になります。
比較させすぎない
矛盾する様ですが、比較要素が多すぎても人は「悩む」原因になります。また、比較要素が全くないとそれはそれで決断を遅らせる要因にもなります。適度な比較を与えて「これが一番良い」と思って貰える構成がCVさせる上で重要な事です。但し、商品によっては無理に比較対象を与える必要はありません。要は検索ユーザーが「求めているかどうか?」です。
銘柄の品揃えを絞るというのは、マーケティング的には、それほど目新しい手法ではないと思うのですが、売れている企業はそうしているところが多いと思います。
一般には、お薦め商品があって、さらにお薦めから何通りか変更可能にするとか、4つか5つぐらいの商品しか置かないで、さらにその中でお薦め商品を 置くという方が売れると言われています。それはなぜかというと、多くの商品を並べて好きなの選びなさいと言われると、消費者は選べなくなってしまうからで す。これも、先ほどの「すべての消費者が商品の品質を正しく判断して商品を買っているわけではない」ということと関連します。進化の話で言えば、人類がサ バンナで暮らしていた頃は、選択肢が山ほどあったから迷うなんてことはなかったはずなんです。人間は選択肢が多すぎると、対処できないようになっているん ですね。
参考 http://www.yomiuri-is.co.jp/
不要な情報を外す
コンテンツを充実する事ばかりに気を取られていると、コンバージョンさせる為には余計な情報を入れてしまう場合が多々あります。つまり、その文章を入れる事で「別の代替え案」や「検討事項」を連想、想像させるような文章です。CVさせる為には良くも悪くも「その商品が良い!」と盲目的にさせる必要があります。その為にはCVを邪魔する内容は無い方が良いのです。
ようするに、必要な事はしっかりと書き、不要なものはちゃんと外す絶妙なさじ加減が肝なんですよね。
キラーワード(殺し文句)を探す
検索ユーザーの心に刺さるフレーズ。
これを見つける事が出来たら勝ちです。
とにかく、「これこそ、自分が探していたものだ!」とその場で思わせる事ができればコンバージョン率は飛躍的に上がります。よく、セールスレターの説明で「あなただけ」という「限定」フレーズが重要と言われますが、まさにそれであると言えます。「あなたの悩んでいる事に、コレはドンピシャですよ!」と思わせる事。これが、重要かつ、簡単にできたら苦労しない点でもあります。。
その時にすぐ買う理由を与える
最後の大きな壁は、「その場で買わせる事」です。
とにかく、これが難しい。
だいたい、皆考えます。少し考えます。冷静になります。できれば手に触れて買いたいと思うわけです。なので、「希少性」や「今だけ」などお得感など、「今すぐ買いたい!」と思わせるクロージングの技術が必要だと言えます。
ただ、ECではなく他サービス依存のアフィリエイトの場合はなかなか難しいんですよね。「今すぐクリック!」っていうのが効果的らしいんですがどうなんでしょう?
まとめ
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アフィリエイトは商材やサービスによって手法は変わります。(アフィリエイトに限った話ではありませんが。)なので、重要なのは盲目的に模範するよりも、「ユーザーが求めているものは何なのか?」という点のみ突き詰めていく方が様々な事に応用できるんじゃないかなと思います。